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ホーム » たべもの安全情報館 » 知って安心〜トピックス〜 »  キノコの話  » 食中毒の原因となる毒キノコ クサウラベニタケ(毒)

クサウラベニタケ(毒)イッポンシメジ科

クサウラベニタケ(イッポンシメジを含む)は、食用のシメジ類やウラベニホテイシメジと似ているため誤食が多い毒キノコです。成長すると、ヒダがピンク色になるのが特徴です。


特徴

カサ 灰色〜黄土色、わずかに光沢がある。
ヒダ 初め白色で、後にピンク色
発生場所 広葉樹林やマツとの混生林の地上
時期 夏〜秋
中毒症状 下痢、おう吐、腹痛など
毒成分 ムスカリジンなど

クサウラベニタケ
クサウラベニタケ(毒)

クサウラベニタケに似た食べられるキノコ(簡単に見分けることはできません)

ウラベニホテイシメジ(食)
ウラベニホテイシメジ(食)
クサウラベニタケ(有毒)
クサウラベニタケ(有毒)
ハタケシメジ(食)
ハタケシメジ(食)
ホンシメジ(食)
ホンシメジ(食)

不十分な知識により、クサウラベニタケハタケシメジと誤認し、食べた事例もみられます。


クサウラベニタケの食中毒事例

<概略>

10月中旬、ホンシメジと間違えて採取したクサウラベニタケを、ナスと炒めて食べたところ、おう吐などの症状がでました。


<食中毒発生の主な要因>

採取者は6〜7年のキノコ採取歴がありましたが、不十分な知識により、鑑定を誤ってしまいました。


確実に食用と鑑定できるキノコ以外は食べない。


このページは東京都保健医療局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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