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コンフリー(正しくは「シンフィツム(ムラサキ科)」)

 コーカサス地方原産の多年草で、高さは60センチメートルから90センチメートル位になります。初夏から夏にかけて釣鐘状の白~薄紫色の花を咲かせます。わが国では、昭和40年代に健康野菜としてブームになり、家庭菜園などで栽培され、若い葉を天ぷら、おひたし、炒め物などにして食されていました。
 コンフリー等にはピロリジジンアルカロイド(PAs)を含むことが知られています。このPAsを長期間、過剰に摂食すると肝障害等を引き起こすとされ、ドイツやオーストラリアなどでは、PAsの摂取量の基準を定めています。
 わが国では、コンフリー等によるPAsの食中毒は発生していませんが、平成16年6月18日、厚生労働省はコンフリー及びこれを含む食品について販売禁止とすることにしました。
 現在、家庭菜園などで栽培している場合には、これを摂食しない方がよいでしょう。


写真:コンフリー
コンフリー
写真:コンフリーの葉
コンフリーの葉

このページは東京都保健医療局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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