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トリカブト類(キンポウゲ科)
高さが1メートル内外の多年草で、茎は3から5裂します。8月から11月にかけて青紫色のかぶと形の花を咲かせます。根は、三角錐の形をした塊根で、古くは狩猟の毒矢に利用されました。日本には数多くのトリカブト類が自生します。
◇特徴
自生地 | 平地から高山まで自生しています。 |
誤食部位 | 葉や茎など。食用のニリンソウ、モミジガサ、ゲンノショウコなどの若芽や若葉がトリカブト類と似ているため、間違うことがあります。 |
症状 | おう吐、下痢、手足や指の麻痺。重症の場合は死亡することもあります。 |
毒成分 | アコニチン、アコニンなどのアルカロイド類。全草が有毒。 |
トリカブト |
トリカブトとモミジガサの混生 |
ニリンソウの葉とトリカブトの葉を 誤食する事故がありました。 |
トリカブトの根 |
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