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ホーム » たべもの安全情報館 » 知って安心〜トピックス〜 »  食品の寄生虫 » 生鮮魚介類を介するもの 肺吸虫

肺吸虫 ウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermanii)宮崎肺吸虫(Paragonimus skrjabini miyazakii) 吸虫類

肺吸虫の特徴

赤褐色、卵円形、レモン状
大きさ ウェステルマン肺吸虫:体長は7から16ミリメートル、体幅4から8ミリメートルの成虫
宮崎肺吸虫:体長7から8ミリメートル、体幅約3から4ミリメートルの成虫
寄生場所 ウェステルマン肺吸虫は主に肺に虫嚢をつくって寄生することが多い。脳、胸腔、腹腔等に寄生することもある。
特徴 サワガニ、モクズガニから感染する。(サワガニは両種が寄生、モクズガニはウェステルマン肺吸虫のみ)
まれに、イノシシ肉から感染することもある。

ヒトへの影響

 サワガニ、モクズガニから感染した事例があります。まれに、イノシシ肉から感染することもあります。
 ヒトでは、宮崎肺吸虫は成虫となり虫嚢を形成することはまれで、幼虫移行期に腹腔を経由して胸腔から肺実質に侵入し、気胸を起こし、胸膜炎による胸水貯留が認められることが多くあります。

寄生している主な魚介類

 サワガニ、モクズガニ


写真:ラット肺の宮崎肺吸虫 成虫と虫のう
図 ラット肺の宮崎肺吸虫 成虫と虫嚢
写真:宮崎肺吸虫のメタセルカリア
図 宮崎肺吸虫のメタセルカリア

このページは東京都保健医療局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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