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人への感染
BSEは人に感染するのでしょうか?
クロイツフェルトヤコブ病(CJD)
人におけるTSEとして、クロイツフェルトヤコブ病(CJD)が知られています。
従来から知られている古典型CJDには、散発性(90%)、家族性(5〜10%)、後天性(5%未満)がありますが、これらと異なる病態を示す変異型CJD(vCJD)が報告されています。
vCJDは、BSEと同じ病原体によると考えられており、患者の年齢が比較的若く、臨床経過が長いといった特徴があります。また、vCJDの根治療法は現在のところ見つかっていません。
BSE対策がとられる前に試算された結果、今後将来に渡ってBSEに感染してvCJD患者となるのは、日本全体で(人口約1億2000万人中)0.1〜0.9人とされています。日本では、vCJD患者(平成13年に発症)が一人確認されていますが、専門家による審議の結果、英国滞在時に感染した可能性が有力とされています。
人への感染経路
では、BSEはどのようにして人に感染したのでしょうか。
BSEが人に感染した経路として有力な説が、異常プリオンに汚染された食品の摂取です。BSEの原因となる異常プリオンは、動物の体内で均一に存在するわけではなく、特定の組織、特に脳、脊髄、中枢神経系に関連する部位に集中しています。ですから、この部位を確実に除去、処分すれば、それ以外の部位(肉や内臓、牛乳や乳製品、牛皮のみから回収されたゼラチンやコラーゲン)は安全とされています。
▼ 関連ページ
- 牛海綿状脳症(BSE)について(厚生労働省)
- 牛海綿状脳症(BSE)等に関するQ&A(厚生労働省)
- 牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに関する意見交換会資料(2016.12.20,22)(厚生労働省)
- 牛海綿状脳症(BSE)関係(農林水産省)
- 疾病情報 牛海綿状脳症(BSE) (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門)
- BSEに関する情報(食品安全委員会)
- 芝浦食肉衛生検査所
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