一酸化炭素中毒に注意しましょう
一酸化炭素(CO)とは
一酸化炭素(CO)は無味無臭の気体で極めて毒性が強く、空気中における濃度が0.02%(200ppm)に上昇すると頭痛などが起こり、さらに、濃度が上がると吐き気、めまいなどの中毒症状が進み、最悪の場合、死に至るなど身体に大きな影響を与える物質です。
換気をしない室内で暖房器具を使うと
石油ストーブ、ガスストーブ、ファンヒーターなどいわゆる開放型暖房器具は、室内の空気(酸素)を使って燃焼し、排気ガスを室内に出す仕組みになっています。換気をしないでこれらの暖房器具を使用し続けると、室内空気が汚染されるだけでなく、室内の酸素濃度が低下してくると不完全燃焼が進み、一酸化炭素が急激に増加し、中毒を引き起こします。
換気に心がけ、住まい方を改めて見直しましょう!
図 換気扇を使用する様子
調理中には、窓や換気扇などを利用して換気しましょう!
ガス瞬間湯沸器、ガスコンロなどを使用する間は、常時、窓開けや換気扇を回し続け排気ガスを外に出しましょう。
暖房器具使用時は一酸化炭素をためないよう、こまめな換気を!
室内で、開放型暖房器具を使用するときには、定期的に空気を入れ換えることが必要です。そのためには、1時間に1回以上5分間程度窓を開けるか、時間を決めて換気扇を回すなど、こまめな換気を心がけましょう。
効率的に換気をしましょう!
図 効率的な換気の方法
換気のポイントは、室内の空気の流れをスムーズにすることです。まず、換気用の小窓や給排気口が家具などでふさがれていないかを確認してください。次に、空気の出入り口ができるだけ対角線となるよう2か所(換気扇と窓・窓と窓などの組み合わせなど)以上つくり、換気が効率的に行われるように工夫します。
煙突式風呂がま等を使用する際の注意!
図 煙突式風呂がまを使用する際の注意
屋内で煙突(排気筒)のある風呂がまや大型湯沸器を使用する際は、隣接するキッチンなどの換気扇を使用しないでください。
風呂がま等の排気が逆流して、一酸化炭素中毒を起こすことがあります。
お問い合わせ
このページの担当は 多摩立川保健所 生活環境安全課 環境衛生担当 です。