令和2年の食中毒発生状況が確定いたしましたので、下記の通りお知らせします。
食品監視課食中毒調査担当
1 事件数
114件
(昨年同期 119件)
2 患者数
3,359人
(昨年同期 865人)
3 死者数
0人
(昨年同期 0人)
4 月別食中毒発生状況
(1)令和2年の月別発生状況(確定値)
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
累計 |
件数
(単位:件) |
11 |
19 |
11 |
3 |
5 |
6 |
10 |
7 |
8 |
14 |
14 |
6 |
114 |
患者数
(単位:人) |
66 |
250 |
64 |
5 |
75 |
9 |
28 |
2,558 |
16 |
143 |
130 |
15 |
3,359 |
(2)平成31年(令和元年)の月別発生状況(確定値)
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
累計 |
件数
(単位:件) |
9 |
11 |
16 |
10 |
7 |
11 |
10 |
7 |
7 |
11 |
9 |
11 |
119 |
患者数
(単位:人) |
81 |
34 |
154 |
90 |
20 |
35 |
25 |
113 |
113 |
61 |
52 |
87 |
865 |
(3)最近10年間の月別発生状況(平成22年から平成31年(令和元年)までの平均値)
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
累計 |
件数
(単位:件) |
14.4 |
9.6 |
11.1 |
10.6 |
9.6 |
12.3 |
9.9 |
10.8 |
12.7 |
10.3 |
8.5 |
13.1 |
132.9 |
患者数
(単位:人) |
317 |
219 |
138 |
201 |
88 |
125 |
59 |
121 |
124 |
87 |
96 |
228 |
1,802 |
四捨五入の関係で累計と1月から12月までの合計は一致しないことがある。
グラフ1−1 月別食中毒発生件数
グラフ1−2 月別食中毒患者数
5 病因物質別食中毒発生状況
|
件数
(単位:件) |
患者数
(単位:人) |
構成比(%) |
備 考 |
件数 |
患者数 |
合計 |
114 |
3,359 |
100.0 |
100.0 |
|
細 菌 |
黄色ブドウ球菌 |
4 |
29 |
3.5 |
0.9 |
飲食店の食事、給食、弁当、ケータリング料理 |
腸管出血性大腸菌 |
1 |
10 |
0.9 |
0.3 |
白菜キムチ |
毒素原性大腸菌 |
1 |
2,548 |
0.9 |
75.9 |
仕出し弁当 |
ウエルシュ菌 |
4 |
336 |
3.5 |
10.0 |
給食、弁当、飲食店の食事(チキンの煮込みを含む。)、研修施設の食事 |
カンピロバクター |
21 |
177 |
18.4 |
5.3 |
飲食店の食事12件、加熱不十分な鶏肉料理、給食、不明、鶏レバ刺し、砂肝刺しを含む食事、加熱不十分な鶏肉料理を含む食事、ねぎ塩鶏レバー、
会食料理(焼き鳥を含む。)、加熱不十分な牛レバーを含む焼肉料理、飲食店の食事(加熱不十分な鶏肉料理を含む。) |
セレウス菌 |
1 |
4 |
0.9 |
0.1 |
飲食店の食事及び弁当 |
カンピロバクター及び
サルモネラ |
2 |
6 |
1.8 |
0.2 |
飲食店の食事2件 |
ウイルス |
ノロウイルス |
14 |
131 |
12.3 |
3.9 |
飲食店の食事6件、給食、寿司2件、宴会料理、生カキ、生カキを含む食事、弁当及びそうざい、施設の朝食 |
寄生虫 |
アニサキス |
56 |
58 |
49.1 |
1.7 |
しめさば6件、寿司弁当、にぎり寿司、刺身、寿司3件、不明7件、しめさば・ヒラメの刺身を含む会食料理、刺身用「ヒラメ」(冊)、刺身盛合せ、刺身(イワシ又はアジ)、にぎり寿司(マダイ及びマアジを含む。)、飲食店の食事(タイ、アジ、サバを含む。)、飲食店の食事(イワシ及びサバを含む。)、生のイワシ料理、しめさばを含む刺身、生鮮魚介類の刺身及び寿司を含む会食料理、ブリ等を含む寿司、生食用鮮魚介類を含む食事、飲食店の食事(刺身(しめさば、マグロ、イカ及びタイ))、刺身盛り(しめさば、ヒラメ、タイ、アジ、イカ、マグロ)、アジの刺身4件、海鮮丼、生サバ寿司、「寿司(イワシ)」及び「にぎり寿司8貫」、刺身(しめさばを含む。)、刺身切落とし、生食用鮮魚介類(イワシ及びマグロを含む。)、刺身5点盛り(しめさば、タイ、イナダを含む。)、飲食店の食事(にぎり寿司、刺身)、鮮魚料理(サバ、タイ、カンパチを含む。)、キンメダイのカルパッチョ、マアジ皮ひき(刺身用)、飲食店の食事(生食用鮮魚介類を含む。)2件、サンマを含む刺身、刺身5点盛り、寿司及び刺身、会食料理(しめさばを含む。)、刺身盛合せ(しめさば、カツオ、ヒラメ等)、アジ又はサンマの刺身 |
シュードテラノーバ |
2 |
2 |
1.8 |
0.1 |
不明、刺身5点盛り |
化学物質 |
ヒスタミン |
3 |
47 |
2.6 |
1.4 |
ブリの照り焼き、魚のごまだれ焼き、きつねうどん |
次亜塩素酸ナトリウム |
1 |
1 |
0.9 |
0.03 |
水 |
自然毒 |
植物性自然毒 |
1 |
3 |
0.9 |
0.1 |
スイセン |
動物性自然毒 |
1 |
1 |
0.9 |
0.03 |
自宅で調理、喫食したフグの白子 |
不明 |
2 |
6 |
1.8 |
0.2 |
カンパチ刺身※1,不明 |
(注)構成比は末尾を四捨五入しているため、合計が100.0%とならない場合がある。
※1 患者ふん便からユニカプシューラ・セリオラエを検出
グラフ2−1 病因物質別食中毒発生件数
グラフ2−2 病因物質別食中毒患者数
6 原因食品別食中毒発生状況
|
件数
(単位:件) |
患者数
(単位:人) |
構成比(%) |
備 考 |
件数 |
患者数 |
合計 |
114 |
3,359 |
100.0 |
100.0 |
|
魚
介
類 |
貝類 |
2 |
8 |
1.8 |
0.2 |
生カキ(NV)、生カキを含む食事(NV) |
ふぐ |
1 |
1 |
0.9 |
0.03 |
自宅で調理、喫食したフグの白子(動物) |
その他 |
40 |
62 |
35.1 |
1.8 |
しめさば6件(寄ア)、刺身(寄ア)、ブリの照り焼き(化学)、しめさば・ヒラメの刺身を含む会食料理(寄ア)、刺身用「ヒラメ」(冊)(寄ア)、刺身盛合せ(寄ア)、刺身5点盛り2件(寄ア、寄シ)、刺身(イワシ又はアジ)(寄ア)、飲食店の食事(タイ、アジ、サバを含む。)(寄ア)、飲食店の食事(イワシ及びサバを含む。)(寄ア)、生のイワシ料理(寄ア)、しめさばを含む刺身(寄ア)、生食用鮮魚介類を含む食事(寄ア)、飲食店の食事(刺身(しめさば、マグロ、イカ及びタイ))(寄ア)、アジの刺身4件(寄ア)、海鮮丼(寄ア)、刺身(しめさばを含む。)(寄ア)、刺身切落とし(寄ア)、生食用鮮魚介類(イワシ及びマグロを含む。)(寄ア)、刺身5点盛り(しめさば、タイ、イナダを含む。)(寄ア)、鮮魚料理(サバ、タイ、カンパチを含む。)(寄ア)、キンメダイのカルパッチョ(寄ア)、マアジ皮ひき(刺身用)(寄ア)、魚のごまだれ焼き(化学)、飲食店の食事(生食用鮮魚介類を含む。)2件(寄ア)、サンマを含む刺身(寄ア)、カンパチ刺身(不※1)、刺身盛合せ(しめさば、カツオ、ヒラメ等)(寄ア)、アジ又はサンマの刺身(寄ア)、刺身盛り(しめさば、ヒラメ、タイ、アジ、イカ、マグロ)(寄ア) |
魚介類/その他、
すし類 |
3 |
3 |
2.6 |
0.1 |
生鮮魚介類の刺身及び寿司を含む会食料理(寄ア)、飲食店の食事(にぎり寿司、刺身)(寄ア)、寿司及び刺身(寄ア) |
肉類及びその加工品 |
4 |
17 |
3.5 |
0.5 |
飲食店の食事(Camp)、加熱不十分な鶏肉料理(Camp)、ねぎ塩鶏レバー(Camp)、
加熱不十分な牛レバーを含む焼肉料理(Camp) |
複合調理食品 |
6 |
98 |
5.3 |
2.9 |
寿司弁当(寄ア)、飲食店の食事2件(Camp、NV)、
ケータリング料理(Sta)、研修施設の食事(C.p)、
きつねうどん(化学) |
すし類 |
10 |
18 |
8.8 |
0.5 |
にぎり寿司(寄ア)、寿司5件(寄ア3件、NV2件)、にぎり寿司(マダイ及びマアジを含む。)(寄ア)、ブリ等を含む寿司(寄ア)、生サバ寿司(寄ア)、「寿司(イワシ)」及び「にぎり寿司8貫」(寄ア) |
野菜及びその加工品/
その他 |
2 |
13 |
1.8 |
0.4 |
スイセン(植物)、白菜キムチ(EHEC) |
その他 |
36 |
3,125 |
31.6 |
93.0 |
飲食店の食事18件(Camp10件、NV5件、Camp及びSal2件、Sta1件)、飲食店の食事及び弁当(B.c)、給食4件(C.p、Camp、NV、Sta)、弁当2件(C.p、Sta)、宴会料理(NV)、飲食店の食事(チキンの煮込みを含む。)(C.p)、鶏レバ刺し、砂肝刺しを含む食事(Camp)、弁当及びそうざい(NV)、加熱不十分な鶏肉料理を含む食事(Camp)、仕出し弁当(ETEC)、会食料理(焼き鳥を含む。)(Camp)、会食料理(しめさばを含む。)(寄ア)、施設の朝食(NV)、飲食店の食事(加熱不十分な鶏肉料理を含む。)(Camp)、水(化学) |
不明 |
10 |
14 |
8.8 |
0.4 |
不明10件(寄ア7件、Camp1件、寄シ1件、不1件) |
(注)構成比は末尾を四捨五入しているため、合計が100.0%とならない場合がある。
※1 患者ふん便からユニカプシューラ・セリオラエを検出
グラフ3−1 原因食品別食中毒発生件数
グラフ3−2 原因食品別食中毒患者数
7 責任の所在別食中毒発生状況
|
件数
(単位:件) |
患者数
(単位:人) |
構成比(%) |
備 考 |
件数 |
患者 |
合計 |
114 |
3,359 |
100.0 |
100.0 |
|
飲食店 |
一般 |
55 |
250 |
48.2 |
7.4 |
水(化学)、しめさば3件(寄ア)、飲食店の食事20件(Camp12件、NV5件、Camp及びSal2件、Sta1件)、飲食店の食事及び弁当(B.c)、加熱不十分な鶏肉料理(Camp)、刺身(寄ア)、弁当2件(C.p1件、Sta1件)、宴会料理(NV)、しめさば・ヒラメの刺身を含む会食料理(寄ア)、刺身盛合せ(寄ア)、刺身5点盛り2件(寄ア、寄シ)、飲食店の食事(イワシ及びサバを含む。)(寄ア)、生カキ(NV)、生カキを含む食事(NV)、生のイワシ料理(寄ア)、しめさばを含む刺身(寄ア)、生食用鮮魚介類を含む食事(寄ア)、飲食店の食事(刺身(しめさば、マグロ、イカ及びタイ))(寄ア)、刺身盛り(しめさば、ヒラメ、タイ、アジ、イカ、マグロ)(寄ア)、鶏レバ刺し、砂肝刺しを含む食事(Camp)、加熱不十分な鶏肉料理を含む食事(Camp)、ねぎ塩鶏レバー(Camp)、生食用鮮魚介類(イワシ及びマグロを含む。)(寄ア)、刺身5点盛り(しめさば、タイ、イナダを含む。)(寄ア)、会食料理(焼き鳥を含む。)(Camp)、鮮魚料理(サバ、タイ、カンパチを含む。)(寄ア)、キンメダイのカルパッチョ(寄ア)、飲食店の食事(生食用鮮魚介類を含む。)(寄ア)、サンマを含む刺身(寄ア)、加熱不十分な牛レバーを含む焼肉料理(Camp)、刺身盛合せ(しめさば、カツオ、ヒラメ等)(寄ア)、飲食店の食事(加熱不十分な鶏肉料理を含む。)(Camp) |
すし |
16 |
24 |
14.0 |
0.7 |
しめさば(寄ア)、にぎり寿司(寄ア)、寿司5件(寄ア3件、NV2件)、にぎり寿司(マダイ及びマアジを含む。)(寄ア)、飲食店の食事(タイ、アジ、サバを含む。)(寄ア)、生鮮魚介類の刺身及び寿司を含む会食料理(寄ア)、ブリ等を含む寿司(寄ア)、海鮮丼(寄ア)、生サバ寿司(寄ア)、飲食店の食事(にぎり寿司、刺身)(寄ア)、飲食店の食事(生食用鮮魚介類を含む。)(寄ア)、会食料理(しめさばを含む。)(寄ア) |
弁当 |
2 |
2 |
1.8 |
0.1 |
寿司弁当(寄ア)、「寿司(イワシ)」及び「にぎり寿司8貫」(寄ア) |
仕出し |
3 |
2,746 |
2.6 |
81.8 |
飲食店の食事(NV)、飲食店の食事(チキンの煮込みを含む。)(C.p)、仕出し弁当(ETEC) |
そば |
1 |
1 |
0.9 |
0.03 |
しめさば(寄ア) |
集団給食 |
要許可 |
7 |
155 |
6.1 |
4.6 |
給食2件(C.p1件、NV1件)、ブリの照り焼き(化学)、カンパチ刺身(不※1)、研修施設の食事(C.p)、きつねうどん(化学)、ケータリング料理(Sta) |
届出 |
3 |
124 |
2.6 |
3.7 |
給食2件(Camp1件、Sta1件)、魚のごまだれ焼き(化学) |
届出対象外 |
1 |
7 |
0.9 |
0.2 |
施設の朝食(NV) |
魚介類販売業 |
8 |
8 |
7.0 |
0.2 |
しめさば(寄ア)、刺身用「ヒラメ」(冊)(寄ア)、刺身(イワシ又はアジ)(寄ア)、アジの刺身3件(寄ア)、刺身切落とし(寄ア)、マアジ皮ひき(刺身用)(寄ア) |
飲食店(一般)、
そうざい製造業 |
1 |
10 |
0.9 |
0.3 |
弁当及びそうざい(NV) |
飲食店(弁当)、
魚介類販売業 |
1 |
1 |
0.9 |
0.03 |
寿司及び刺身(寄ア) |
つけ物製造業 |
1 |
10 |
0.9 |
0.3 |
白菜キムチ(EHEC) |
家庭 |
4 |
6 |
3.5 |
0.2 |
スイセン(植物)、刺身(しめさばを含む。)(寄ア)、自宅で調理、喫食したフグの白子(動物)、アジ又はサンマの刺身(寄ア) |
不明 |
11 |
15 |
9.6 |
0.4 |
不明10件(寄ア7件、Camp1件、寄シ1件、不1件)、アジの刺身(寄ア) |
(注)構成比は末尾を四捨五入しているため、合計が100.0%とならない場合がある。
※1 患者ふん便からユニカプシューラ・セリオラエを検出
グラフ4−1 責任の所在別食中毒発生件数
グラフ4−2 責任の所在別食中毒患者数
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