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平成21年度 食品衛生夏期対策事業

 このページでは平成21年度に東京都で実施した食品衛生夏期対策事業の結果を集計しました。

1 食品衛生夏期対策事業実施状況

 平成21年度に夏期一斉監視事業の結果は表1のとおりです。実施期間中、食品の製造業、販売業、調理業等160,696件の立入りを行い、食品等の取扱い、製造及び表示について監視指導を実施しました。また、平成21年度は、これまでの違反事例や都民の食に対する不安感を考慮し、毎年夏期に増加する腸炎ビブリオやカンピロバクターを中心とした食中毒の予防対策を実施するとともに、食品の表示に関する監視指導を最重要課題として実施しました。

表1 平成21年度 食品衛生夏期対策事業実施状況(総括表)
表1 平成21年度 食品衛生夏期対策事業実施状況(総括表)
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2 食品別収去検査結果

(1) 細菌検査結果

 食品等46,493項目について細菌検査を実施したところ、817項目が不良でした。食品別には、「生食用食肉」(7.0%)、「弁当類」(4.3%)、「そうざい半製品」(2.7%)の順に不良率が高く、このうち成分規格を超えるE. coli最確数を検出した「生食用岩かき」、大腸菌群を検出したアイスクリームなど5項目に法違反がありました。

(2) 化学検査結果

 食品等35,748検体について化学検査を実施したところ、11項目が不良でした。食品等別には、「和生菓子」(0.4%)、「凍結前加熱済・加熱後摂取冷凍食品」(0.1%)、「弁当類」(0.1%)の順に不良率が高く、このうち指定外添加物であるTBHQを検出した菓子や表示にない着色料を検出した「ようかん」など8項目に法違反がありました。

(3) 輸入食品の検査結果

 総検査検体9,772検体のうち、輸入食品等は710検体でした。このうち不良検体は8検体でした。表示にないソルビン酸を検出した「大根漬」など4検体に法違反がありました。

表2 平成21年度 食品別収去検査結果
表2 平成21年度 食品別収去検査結果
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表3 平成21年度 食品別収去検査結果【輸入食品の再掲】
表3 平成21年度 食品別収去検査結果【輸入食品の再掲】
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3 食品別表示検査結果

 東京都では、都内流通食品の表示適正化を図り、表示違反を防止するため、食品の製造業・加工業・販売業等に立ち入り、349,354品目について監視指導を行いました。

 その結果、1,013品目の表示違反・不適正食品を発見しました。当該食品取扱施設には、口頭注意等の指導を行い、適正表示の徹底を図りました。

表4 平成21年度 食品別表示検査結果
表4 平成21年度 食品別表示検査結果
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