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このページでは平成18年度に東京都で実施した食品衛生夏期対策事業の結果を集計しました。
平成18年度に夏期一斉監視事業の結果は表1のとおりです。実施期間中、食品の製造業、販売業、調理業等98,849軒(延べ175,840軒)の立入りを行い、食品等の取扱い、製造及び表示について監視指導を実施しました。また、平成18年度は、これまでの違反事例や都民の食に対する不安感を考慮し、毎年夏期に増加する腸炎ビブリオやカンピロバクターを中心とした食中毒の予防対策を実施するとともに、仕出し弁当を原因食品とする食中毒が相次いでいるため、仕出し業者に対する一斉監視指導を最重要課題として実施しました。
表1 平成18年度 食品衛生夏期対策事業実施状況(総括表)
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食品等14,483検体について細菌検査を実施したところ、700検体が不良でした。食品別には、「弁当類」(17.9%)、「調理パン」(17.4%)、「サラダ」(13.8%)の順に不良率が高く、このうち、大腸菌群を検出した「アイスクリーム」や、細菌類100,000/mlが検出された「低温殺菌牛乳」など3検体に法違反がありました。
食品等13,041検体について化学検査を実施したところ、26検体が不良でした。食品等別には、「食品添加物」(33.3%)、「その他の菓子・菓子材料」(0.8%)、「食肉製品」(0.5%)の順に不良率が高く、このうち、基準値を超える亜硝酸根を検出した「加熱食肉製品」や表示にない着色料を検出した「魚せんべい」など23検体に法違反がありました。
総検査検体27,524検体のうち、輸入食品等は7,535検体(27.4%)でした。このうち不良検体は16検体でした。このうち、指定外添加物キノリンイエローを検出した「グミキャンディー」や表示にない酸化防止剤(エリソルビン酸)を検出した「ポークランチョンミート」など12検体に法違反がありました。
表2 平成18年度 食品別収去検査結果
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表3 平成18年度 食品別収去検査結果【輸入食品の再掲】
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東京都では、都内流通食品の表示適正化を図り、表示違反を防止するため、食品の製造業・加工業・販売業等に立ち入り、354,876品目について監視指導を行いました。
その結果、1,194品目の表示違反・不適正食品を発見しました。当該食品取扱施設には、口頭注意等の指導を行い、適正表示の徹底を図りました。
表4 平成18年度 食品別表示検査結果
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