トップページ > 監視・指導 > 食品衛生夏期対策事業 >平成16年度 食品衛生夏期対策事業
このページでは平成16年度に東京都で実施した食品衛生夏期対策事業の結果を集計しました。
平成16年度に夏期一斉監視事業の結果は表1のとおりです。実施期間中、食品の製造業、販売業、調理業等112,670軒(延べ192,198軒)の立入りを行い、食品等の取扱い、製造及び表示について監視指導を実施しました。また、平成16年度は、これまでの違反事例や都民の食に対する不安感を考慮し、毎年夏期に増加する腸炎ビブリオを中心とした食中毒の予防や、アレルギー物質の表示欠落による自主回収増加していること等から食品の適正表示の徹底及び異物混入防止対策を最重要課題として実施しました。
表1 平成16年度 食品衛生夏期対策事業実施状況(総括表)
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食品等12,751検体について細菌検査を実施したところ、891検体が不良でした。食品別には、「調理パン」(19.7%)、「弁当類」(16.9%)、「サラダ」(16.7%)の順に不良率が高く、このうち、大腸菌群を検出した「アイスミルク」や腸炎ビブリオが検出された「青柳小柱」など16検体に法違反がありました。
食品等15,726検体について化学検査を実施したところ、62検体が不良でした。食品等別には、「めん類・皮類」(5.6%)、「生菓子」(1.2%)、「食鳥肉」及び「食肉製品」(0.5%)の順に不良率が高く、このうち、対象外使用の過酸化ベンゾイルを検出した「はるさめ」や表示にない着色料を検出した「水万頭」など60検体に法違反がありました。
総検査検体28,477検体のうち、輸入食品等は8,210検体でした。このうち不良検体は56検体でした。また、リスティア・モノサイトゲネスを検出した「ナチュラルチーズ」や合成抗菌剤(クロピドール)を検出した「冷凍鶏肉」など50検体に法違反がありました。
表2 平成16年度 食品別収去検査結果
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表3 平成16年度 食品別収去検査結果【輸入食品の再掲】
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東京都では、都内流通食品の表示適正化を図り、表示違反を防止するため、食品の製造業・加工業・販売業等に立ち入り、373,826品目について監視指導を行いました。
その結果、1,545品目の表示違反・不適正食品を発見しました。当該食品取扱施設には、口頭注意等の指導を行い、適正表示の徹底を図りました。
表4 平成16年度 食品別表示検査結果
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