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クイズで知ろうカンピロバクター食中毒

4 カンピロバクターがついた食材を切ったまな板を、洗わずに次の調理に使っても問題ない

あたり そうです。答えは「うそ」です。
カンピロバクターの特徴の一つは、少しの菌で食中毒が起きることです。
ですから、例えば、カンピロバクターが付いた鶏肉を切ったまな板を、そのままサラダや和え物などの加熱しない調理に使うと、その食材にカンピロバクターが付着し(二次汚染といいます)、食中毒の原因になる可能性があるのです。
実際、このようにして菌がひろがったことが原因と考えられる食中毒例もあります。

どのように洗えばきれいになるの?

まな板、包丁は、肉や魚を切る専用のものを用意するのが一番です。共用がやむをえない場合は、次の食材を扱う前に、必ず、調理器具や手を洗ってください。
特に小さなお子さんのいる家庭では、菌が思いがけないところから子供の口に入らないように、手の洗浄などを特に心がけてください。
以下に、まな板、ふきん、手などについて、洗浄効果を実験した結果から、効果のあった洗い方をご紹介します。

まな板 手 ふきん この他に、
包丁やボールなどにも
注意してください。
まな板 ふきん

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調理器具や手の洗い方


まな板

図:まな板の熱湯消毒 水で流すだけでは、十分きれいになりません。
まな板の洗浄実験を行ったところ、洗剤をつけて洗えば、菌をある程度減少させることができました。これだけでも、かなり食中毒予防効果はあると考えられますが、洗ったあとで熱湯をかけるとより効果的です。
調理の途中でも、湯をかける作業をすることをお勧めします。


図:手 調理のときの手洗いは、固形石けんよりポンプ式の液体石けんの方が清潔に使える点で向いています。
鶏肉などの肉にさわった後は、液体石けんで2度、ていねいに手を洗ってください。水洗いや、石けんで一度洗うだけでは、肉などといっしょに手についた菌をきれいにすることはできません(実験結果より)。


ふきん

図:ふきんの消毒 ふきんの消毒・洗浄方法を試したところ、熱湯か、塩素系漂白剤に1分以上つけることにより、十分な消毒効果がありました。
また、カンピロバクターは乾燥に弱いので、日光にあててよく乾かすことも有効です。

このページは東京都福祉保健局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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