毒草コーナーその1
タマスダレ(ヒガンバナ科)
夏の終わりごろから秋にかけて美しい花を咲かせます。よく庭に植えられていたり、畑の脇にも生えていることがあります。葉は細く線状なので、ニラやアサツキと間違えたり、地下に球根があるので、ノビルと間違えたりします。食べると気持ち悪くなったり、強い吐き気におそわれます。
間違えないためのヒント:タマスダレの葉には光沢がありとても濃い緑色をしています。ニラ、アサツキ、ノビルの葉は白っぽい緑色をしているので、気をつければ容易に区別がつきます。
アメリカチョウセンアサガオ(ナス科)
別名:ケチョウセンアサガオ。最近とても増えている帰化植物で、道ばたなどでよく見かけます。大きくなるとヒトの腰ぐらいの高さになります。果実には大きなトゲがたくさん生えています。根をゴボウと間違えたり、葉を山菜だと思って食べてしまうことがあります。食べると吐き気やけいれんがおき、せん妄状態になることもあります。よく似たものにチョウセンアサガオがあり、同じように中毒をおこします。
アメリカヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)
夏に目立たない花を咲かせる大きな植物です。秋になると、穂状に実った果実がどくどくしい紫黒色に熟してきます。これをつぶして、水に入れるとグレープジュースに似た汁ができます。このため、子供達がままごと遊びのジュースとして使うことがあります。果実を食べたりジュースを飲むと、下痢をしたり強い吐き気をもよおします。根にも同じように毒があります。
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このページの担当は 南多摩保健所 生活環境安全課 薬事指導担当 です。