東京都では、がん対策を推進するために策定した「東京都がん対策推進計画」において、「科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実」を目標の一つとして掲げており、この目標の達成に向けて、がん検診の受診率向上やがん検診の質の向上に取り組んでおります。
このたび、今後の施策の実施に向け、都民の皆様のがん予防に関する意識やがん検診の受診状況、都民の皆様の受診機会の多くを占める事業所及び健康保険組合におけるがん検診の実施状況やがん予防に向けた取組等について把握するため調査を行い、結果を取りまとめましたので、お知らせいたします。
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◇調査対象:平成30年4月1日現在において、都全域(島しょ地域を除く)に住所がある満20歳以上の男女
◇対象者数:5,000人(男性2,436人、女性2,564人)
◇調査方法:調査票の郵送配布・訪問回収
◇調査期間:平成30年10月18日から同年12月9日まで
◇回収率:54.0%
◇都民のがん検診の受診率
・胃がん検診、大腸がん検診及び子宮頸がん検診では4割台後半であり、肺がん検診及び乳がん検診では5割を超えている
胃がん検診 | 大腸がん検診 | 肺がん検診 | 乳がん検診 | 子宮頸がん検診 |
---|---|---|---|---|
49.5% | 48.9% | 50.2% | 53.0% | 47.5% |
胃がん検診 | 大腸がん検診 | 肺がん検診 | 乳がん検診 | 子宮頸がん検診 |
---|---|---|---|---|
33.9% | 41.6% | 40.4% | 37.8% | 37.9% |
◇がん検診の受診機会
・胃がん検診、大腸がん検診及び肺がん検診は「職場の健康診断」での受診者が最も多い。
・乳がん検診及び子宮頸がん検診は「区市町村が実施するがん検診」での受診者が最も多い。
◇がん検診を受診しなかった最も大きな理由
・各がん検診とも「健康診断や人間ドック(、妊婦健康診査)の項目・内容に含まれていなかったから」が最も多い。
◇「日本人のためのがん予防法」の予防法別認知度と普段から心がけていること
・予防法として知っていたものと普段から心がけていることの第1位は、ともに「たばこは吸わない」であった。
◇調査対象:平成30年4月1日現在において、都全域(島しょ地域を除く)に所在地がある事業所及び本部を有する健康保険組合
◇対象数:3,300事業所、100健康保険組合
◇調査方法:調査票の郵送配布・郵送回収
◇調査期間:(事業所)平成30年11月26日から同年12月21日まで、(健康保険組合)平成30年12月3日から同年12月21日まで
◇回収率:(事業所) 20.5%、(健康保険組合)64.0%
<事業所調査>
◇都内事業所の正社員へのがん検診の実施率
・胃がん検診では7割台、大腸がん検診及び肺がん検診では6割台、乳がん検診及び子宮頸がん検診では5割台となっている。
胃がん検診 | 大腸がん検診 | 肺がん検診 | 乳がん検診 | 子宮頸がん検診 |
---|---|---|---|---|
70.1% | 64.3% | 67.0% | 58.2% | 54.8% |
◇事業所でのがん検診の受診者を増やす取組の実施の有無
・「実施している」事業所は、従業員規模が[50人未満]で27.2%、[500人以上]で62.9%となっている。
<健康保険組合調査>
◇がん検診の受診者を増やすために実施している取組とそのうち最も効果的だった取組
・実施している取組とそのうち最も効果的だった取組の第1位は、ともに「がん検診受診費用の補助」であった。
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このページの担当は 保健政策部 健康推進課 成人保健担当 です。