精密検査として第一に推奨される方法です。内視鏡を肛門から挿入し、大腸の全部位を観察します。必要に応じて大腸粘膜の細胞を採取し、悪性かどうか診断します。大腸全体を内視鏡で観察することが困難な場合は、直腸からS状結腸までを内視鏡で観察し、奥の大腸は肛門からチューブを挿入してバリウムを流し込み、エックス線で調べ、大腸の形の変化から病変を診断します。注意全大腸内視鏡検査もし「要精密検査」になったら…S状結腸内視鏡検査・注腸エックス線検査簡単!コ ラ ム肛門から出血、これは痔のせい?便秘や腹痛、肛門出血のように気になる症状がある場合は、検診を待たずに医療機関を受診してください。また、肉眼的な出血など気になる症状がなく、検診結果が「要精密検査」であった場合は、「痔のせい」だと自己判断をせず、必ず精密検査を受診してください。痔で出血している時や月経の時は、採便を控えてください。また、採便後の検査容器の保管は冷暗所(冷蔵庫等)で行い、保存期間(採便から提出までの日数)はできるだけ短くしましょう。精密検査の代わりにもう一度便潜血検査を受診することは不適切です!医療機関で内視鏡検査を受診してください。16
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