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会長あいさつ

 
全国の薬物事犯の検挙人員は、依然として高止まりの状態にあり、特に最近は、10代や20代の若い世代に大麻の乱用が拡大しています。この原因としては、インターネットやSNS等の普及により違法薬物に関する様々な情報へのアクセスが容易となったことで、若年層が大麻を入手しやすい環境にあることや、インターネット等を介して「大麻は安全」、「身体に害がない」等の誤った情報が氾濫していることなどが考えられます。こうした現状を踏まえ、青少年に対する薬物乱用防止のための啓発活動を一層強化していく必要があると考えております。
薬物乱用は、心身を蝕み、人の一生を台無しにするおそれがあるばかりか、事件・事故を誘発し、都民の安全・安心を脅かすものです。薬物乱用を根絶するためには、行政による規制・取締に加えて、「薬物乱用の恐ろしさ」を繰り返し訴えることや、若いうちから薬物乱用について自ら考える機会を持ち、「薬物の誘いに絶対に乗らない」という気持ちを持ってもらうことが重要です。
私たち東京都薬物乱用防止指導員は、「街頭啓発活動」や「薬物乱用防止教室」、「薬物乱用防止ポスター・標語」等を通して、地域での啓発活動に力を尽くしてまいりました。「薬物乱用防止ポスター・標語」については、皆様方の協力により都内全域の中学校の参加があり、昨年度は合計44,205作品もの応募をいただきました。
都民一人ひとりが薬物に関する正しい知識を身につけ、「薬物には絶対に手を出さない」 という強い意志を持ち続けられるよう、また、とりわけ次世代を担う若者が薬物乱用の危険性等を正しく認識し、規範意識をもって行動できるよう、今後も啓発活動を進めてまいります。


令和3年4月
東京都薬物乱用防止推進協議会会長
猪 俣 則 幸

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 薬務課 麻薬対策担当(03-5320-4505) です。

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