成人のぜん息
最終更新日:令和5年4月18日 | 公開日:平成29年4月21日
ぜん息発作が起こった時の対応
発作には、動くと苦しいといった程度の軽いものから呼吸停止・窒息寸前のような重篤なものまでさまざまな状態がありますが、特に緊急性の高いときには命に関わる事があります。ぜん息の発作が起きた時には、発作の程度を見極めて慌てずに対処することが大切です。予め主治医から発作時投与薬を使用するタイミングなどについて十分に説明を受け、その吸入方法も確認しておきましょう。
救急外来受診の目安
- 苦しくて横になれない、かろうじて歩けるくらいで動作が困難なとき
- 発作治療薬(レリーバ)の短時間作用性β2刺激薬(サルタノール、メプチンなど)の吸入が1~2時間おきに必要なとき
- 発作治療薬(レリーバ)を使っても、3時間以内に症状が改善しないとき
- 症状が悪化していくとき
意識がもうろうとしている場合や失禁をしている場合には救急車をよびましょう
(出典:独立行政法人環境再生保全機構「すこやかライフNo.41」より引用一部改変)
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適切な治療をうけるためには、医師に詳しく症状を伝えることが大切です。受診時に的確に状態を伝えるために以下のことを参考にしてください。
- 受診時に伝えたい内容をメモで簡単にまとめておきましょう。
- 症状を正しく伝えるためのポイント
- いつ頃から
- どんな症状(咳、ぜん鳴(ゼーゼー、ヒューヒューなど))
- 咳やぜん鳴の強さ(眠れない、しゃべれない、息苦しい)
- どんな時に出るか
- どんな頻度か
- ぜん息以外のアレルギーの状態について(特に鼻炎症状)
- 治療の状況(医師指示どおりにできているか)
- ぜん息日記を活用しましょう。
- 外部リンク
- 独立行政法人環境再生保全機構「ぜん息日記」
関連情報
独立行政法人環境再生保全機構「ぜん息などの情報館」
小児のぜん息と成人のぜん息別に、基礎的な知識や治療、日常生活での対応など、具体的に分かり易く説明されています。
東京都・東京都医師会作成「住まいとアレルギー」
日常生活でできる室内環境の工夫を紹介しています。
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